人間の体とは不思議なもので。
どんなに「朝起きられねぇ・・・」と嘆いていても、遠くへ出張の日は起きられる。
始発に乗らなきゃ間に合わねえ!
その緊迫感が疲弊した体の体内時計に割り込み処理をかける。
起きろ、時間だぞ!って。
だから、あと2時間後に起きなきゃ・・・って絶望的な場面でも、脳が僕を現実世界に呼び戻してくれる。
でも、これって所詮一時的な特別処置なのね。
その日一番の山場を凌ぎきれば、ドッと疲れが押し寄せる。
アドレナリンが切れちゃったのね。
この割り込み処理はタダ飯ではないってこと。
な〜んもない平凡な日には、この機能を発動してくれない。
ハッ!と気がつくと、もう二度寝した後の時間。
脳が「今日は睡眠を優先していい日じゃねえか」って、割り込み処理を許さないのね。
そう、自分の脳には嘘つくことができないの。