お金で解決するのも、一つの妥協

いざ、不動産屋さんへ!

ドアを押し開けて入った事務所の圧迫感のなさが、この辺の家賃相場の低さを物語っているよう。

出迎えてくれたのはBMIの数値が平均より5以上低そうなヒョロリとした青年。

童顔で若く見えるのを差し引いても20代の前半戦ではなかろうか?

こちらへどうぞ、と聞き取れるけどでかくもない声で二つ奥のブースに通される。

ネットで調べた物件を担当者さんへ「これはどうですか?」って尋ねていく。

「これはもう決まっちゃってるんですよ。ネットは最新情報が反映されずに残っているんです・・・」

聞くごとに奥にあるPCで調べてくれるんだけど、もう、ことごとく、これ。

あぁ、いい物件はすぐに決まっちゃうんだな。

皆、考えることは同じだなって痛感する。

 

逆に、来たからこそ!ってことも。

「この部屋は決まっていたんですけど、キャンセルになってしまいまして。それがまだネットに反映されていないんですよ」

そんで、そこが結構よかった。

 

いやーそれにしても難しい!

物件は見ればみるほどわけわかんなくなってきたりする。

それはあるはずもない100点満点の影が振り切れないからかもしれない。

70点であれば、それはもう100点のようなもの。

金額をあげて解決するのも、一つの妥協。

 

妥協のコツは、マイナス面が少し霞むような尖ったプラス面を見つけることかもしれない。

マイナス面ばかりだと、なかなかそれに目を瞑ることができないよね。

あと、最も妥協の背中を押すのが「期限」。

あーもう時間ねえから決めるしかない!っていう。

そういう意味では、今回は余裕を持ってフロントローディングできている。

長引いちゃうのも、どうなんよ?ってこともあるけどね。

 

できる人ってのは「妥協がうまい人」でもあるのかもしれない。

 

あと、ネットは現実を100%反映できない。

これはずっと変わらないんだろうなって。

欲しい情報に近づくツールではあるけど、近づくことしかできない。

100%の状態では手に入らない。

本当に欲しい情報は手に入らない。