いい本に出会った。
宮本夫妻の著書「欧米に寝たきり老人はいない」。
日本は1人の患者を回復させるために99人の植物状態の患者をつくっている。
反対に欧米は99人の植物状態の患者をつくらないために、1人の患者を回復させていない(死なせている)のかもしれない。
この言葉かな。
一番頭に残ったのは。
延命治療を施すほど、苦しむ患者。
延命しないと穏やかに逝く老人。
延命をするとどうなるか、それを知って怖くなった。
何でもかんでも病気にしちゃって、もっともらしく「治療」する。
何かしら「治療したこと」に満足して、思考停止してしまう。
本当は「どうしてその状態なのか?」を押さえないといけないのに。
それをしようとしないから、「治療」は終わらない。