自給率

「日本の食料自給率は3割くらいで低い。上げなければ……」

小さい頃からこの言葉をよく聞き、常識として自分の引き出しに仕舞ってあった。

 

でも、自分で食材を買うようになって、「あれ?」という、何か引っ掛かるような感覚があった。

どこのスーパーに行っても、日本産の食材で揃えることが難しくないのだ。

ということは……、産地の表示が必要ない加工食品、弁当、外食で海外産を使ってるからなのかな……。そんな風に考えてみた。

でも、100%スッキリしなかった。

時々地元に帰ると、やたらとスーパーマーケットが新しくできていたりする。

「えっ、人口減っていってるんじゃないの?」

と、直球で聞きたくなってしまう。

道路とスーパーばっかり新しくできて……。(渋滞してるわけでもないのに)

そして、どこのスーパーに行っても日本産の食材がどっさり揃っている。

 

これ、3割?……よりは、あるんじゃない?

 

そんな引っ掛かりにズドーンしてくれる本が現れた。

その本によると、こうだ。

 

日本の自給率計算:カロリーベース

他の国の自給率計算:生産額ベース

 

日本の自給率は、生産額ベースで計算すると、もっと高い数値になるとのこと。

カロリーが低い食材の自給率が高くても、全体の数値が上がりにくいってことだよね、きっと。

 

要するに、何が言いたいかっていうと。

明らかに「自給率を低く出したい」って意図があるよね?誰かの。

それは、農業の補助金が減ってもらっちゃ困る!って人達なのか。

わかんないけどさ。