なんやのかんやで、人は密集したいもの

近所で「夏祭り」みたいなイベントがあるという。

酒はなし、というまだまだコロナ感はあるけれど。

行ってみると、屋台がズラリ・・・とまではいかないけれど、ボチボチ軒を連ねている。

久しぶりに見る人混み。

なんやのかんやで、人は密集したいものなのだろう。

 

去年まではこういうイベントごとは「中止」の一点張りだった。

感染者数は相変わらずの中で、開催。

ふと思った。

「オリンピックやってるんだから、いいでしょ」って雰囲気、あるんじゃないかなって。

そういう意味では、きっかけにかるのかもしれないね。

オリンピックで野球をやる意義は?

「さすがにやらねえだろう」と踏んでいた僕の予想は外れ、東京オリンピックが始まった。

一番観てわかるのは野球。

高校で硬式野球までやってたからね。

でも、観たいとは思わない。

例えば、メジャーで大谷選手が出場する試合だったり、日本シリーズだったり、WBCだったり。

言っちゃえば、日本のプロ野球の普通の試合や高校野球の方が観たいかも。

4年に一度だし、日本代表チームだし、レア感は強いはずなんだけど。

なんでだろう?

 

答えは「ブランド」かなと思った。

オリンピックというブランドが強い競技はある、絶対。

陸上競技や柔道、レスリングなんかもそうなんじゃないかな?

選手自身もこの大会を目指してる。

 

例えば、サッカーだとワールドカップ

試合観ていても魂入ってる感あるもんね、選手も観客も国民も。

 

野球なんてさ・・・って言い方したら失礼かもしれないけれど、オリンピック目指してやってきた選手なんて、ほぼほぼいないのでは?

メジャーリーグという超絶デッカいブランドがあって、WBCでさえメジャーに比べたらブランド力はまだ劣る。

野球は無理してオリンピックでやらなくてもいいのでは?

もしくは、昔のようにアマチュアのみの編成とするとか。

目的は何だろうね?

サッカーのように国際的なスポーツにしたい、とかそういう意図があるのかな?

野球やってる国は少ないからね・・・。

善は急げ

俯せで突っ伏して眠る僕に奥さんから深刻な相談。

坊ちゃんが近所の子に迷惑をかけたという。

さらに悪いことに、その子の家にピンポンダッシュをかけてて、子供同士の問題を超えちゃってる。

 

善は急げで、すぐに奥さんと坊ちゃんでその子の家に謝りに行ってくれた。

まあ、やっちゃうよな。

何がやってよくって、何がダメかなんて、わかんねえもんな。

僕だって、今だに誰かに迷惑かけ続けてるし、頼ってる。

生きるってことは、どうしても大なり小なり誰かしらに迷惑かける。

誰かに頼る。

 

選手生活晩年のイチロー選手が言ってた。

一人じゃ無理だって。

頼りますって。

どんどん頼ろう!・・・なんだけど、あくまでも自分がやった上でってのが大事ね!

横流しだけはやめましょう。

作品は本人のその時の状態を表すもの

今日最低限ここまではやらな・・・。

気づけばあっという間に日付を跨いでいる。

日々無力感に苛まれながらも何とかメールを仕掛けて眠る。

 

朝7時にセットしたアラーム。

一瞬起きて、仕掛けたメールの送信ボタンを押してまた眠る。

30分後、始業してると思った相手から電話がかかってきたりする。

寝ぼけた声を発しながら、脳に強制起動がかかる。

 

仕事まみれの悲しい状況の裏で、奥さんは作家として好調だ。

絵を描いてどこかに投稿して、村や町規模の共感を巻き起こしている。

自分の描いた絵がこんなに大勢の人たちから肯定されるのだから、もう嬉しくってしょうがない。

作品は本人のその時の状態を表すもの。

奥さん曰く、精神的に調子が良い時だけしかネットの機能を使わないのだという。

負の状態の時はネットから離れる。

 

すごいね、そういう使い分けができるのが。

僕だったらできねえなと。

 

それにしても、最近奥さんの顔がオタクっぽくなってきたのは、気のせいだろうか・・・。

いや、実は

実家に帰っている奥さんと坊ちゃん。

何の連絡もないが、たぶん夜食べてから戻ってくるだろう。

というか、出来るだけ滞在させたいに違いない。

実家から愛されている奥さん。

 

さて、僕の夜飯。

思い立ったが吉日。

前回アタックして「コロナ閉店」だった焼き鳥屋さんに行ってみましょう。

 

17時開店とほぼ同時。

先客はカウンターに一人。

距離をとって、手前のカウンターに座る。

 

注文はなんと、白紙に手書き。

漢字で書き始めた文字。

ちゃんと書かなきゃ、という見栄が面倒臭さに負けて平仮名に変わっていく。

 

味はバッチリ、文句なし。

全部美味しかった。

その分、目につくのは置き物に溜った埃。

チーズやワイン推しの焼き鳥屋さんの割に、追いついてきていない中途半端な内装。

愛想なく、こち亀の主人公のようなルックスで部分的な茶髪が似合っていない大将。

 

トータルでいい店。

そんなものはほとんどないのかもしれないけど、難しいことだね。

30分足らずで6千円以上を平らげた僕に「わぁすごい!よっぽどお腹が減っていたんだね!」と大将の奥さんが感嘆の声を上げる。

いや、実はそんなにお腹減っていなかったんです。

日曜日の自転車置き場

奥さんの会社のしゃっ長さんははるばる東京まで髪を切りに行くという。

愛知県から。

 

新幹線には乗らないが、僕も電車には乗る。

引っ越す前から通うカットマン。

ドアtoドアで言うと、片道2時間くらいかかっている。

 

帰路、自宅の最寄駅の改札を「トイカ」でピッと通過する。

線路の高架下に連なる、広大な自転車置き場。

その最初の区画の切れ目にあるコンクリートブロックに、老男子が二人腰掛けている。

お前、酔っ払っとるだろう?

酔っ払ってねえよ!

淡々と同じ掛け合いを繰り返している。

そのすぐ側で、立っている老夫婦。

なんで動かないんだろう?

よく見ると男子はションベンをしていて、女子はそれを見守っている。

 

真昼間から自転車置き場で飲み会に立ち小便。

思わず破顔した。

なんか、いいですね。