たまたま、休日にゴミ処理場の現場。
業界の人じゃなけりゃ、こんな間近にその設備を拝めない。
市民から回収された「埋めるごみ」と「粗大ごみ」。
かつて商品だった彼らは、ごみとなり、そしてこのままでは大きすぎてイカンという、この狭い日本。
使用に耐えうるように作られたその物体は、粉々に砕かれる。
モノを捨てる。
モノを処分する。
作るのも大変だけど、壊すのも同じくらい大変。
人の死と同じように、人の目から遠ざけられたその作業。
ムダなモノがムダな仕事を生む。
人間が生み出せるのはゴミだけなのかもしれない。