夜、奥さんが帰ってきて、僕に言う。
あなたはアスペルガーなのだと。
どこかの国のアスペルガーという名の人がそう名付けたのだろうか。
言われてみれば、その特徴はバッチリ当てはまっていて。
そうなんだと思う。
今までのモヤモヤ引っかかっていた出来事が全部繋がる感覚はあって。
あの時こうだったのはだからなのか、と。
僕の周りで残っている数少ない友人たちもそうなんじゃないかと。
ある意味、スッキリしたというか。
かといって、別居以外の解決策が思いつくわけでもない。
病院の先生が次回僕を連れてくるように言ってるのだと。
病院の先生自身もアスペルガーで、僕と話すのだという。
何を話すのかわからないけど、とにかく行くのです。