そして、なかなかもう一回ひっくり返ってはこない

類は友を呼ぶ、と言うべきか。

僕に対して「友達と呼べるのはお前だけだ」というような人がなんと複数人いる(笑)

孤独なやつには孤独な友ができるのである。

 

僕だって、子供の頃は「友達いないやつだって思われたくない」だとか「輪の中に入っていたい」だとか思っていたのだ。

それが、中学2〜3年だったろうか。

ひっくり返っちゃったの。

「群れるよりも一人がいい」って。

そんな話をとある友人にしたら、俺も全く同じだって返してきた。

中学は同級生が進む学校に行きたかった。

いざ入れば以前の付き合いはさほど関係ないのに。

高校は僕のことを誰も知らない学校へ行きたかった。

大学もそう。

この件も、その友は全面的に同意を示した。

 

思春期。

 

そう名付けられた人生のターニングポイント。

子供の頃に受ける愛情が足りていないと、人はそこでひっくり返るのだ。

そして、なかなかもう一回ひっくり返ってはこない。

 

アンチ。

 

自分に嘘をつくことができないのである。

従順になれない。

からしがみつかないし、ふとしたきっかけで簡単に去っていってしまう。

そしてもがき続けるのだ。

何者かになるために。