冷蔵庫の前で

仕事納めました・・・と言いつつもメールは飛び交うもので。

それもやっとこさ終わったかなってなると、大掃除!

・・・の前に、まずは今ある「モノ」の整理や修理でしょ。

取れかけたボタンを直しに出してその納期の長さに呆気にとられたり、長年使ったけどもう使わないであろうものにサヨナラしたり。

冷蔵庫の前で、ふと思う。

 

俺は一体何を冷やし続けているのだろう?

 

扉を開け、スッカスカの内部を見る。

頭の中でカチッと音が鳴る。

決心する。

よし、中のモノ使い切って電源を切ろう。

豆板醤に白羽の矢を立て、野菜炒めを作る。

食後、肌が荒れに荒れた。

赤い物体が入ったビンのラベル、原材料欄の先頭には「味噌」が数種類並ぶ。

ああ、やっぱり僕は味噌ダメなんだね・・・。

認めたくない状況証拠がまた一つ揃ってしまった、という話。

 

冷蔵庫の電源はまだ切れていない。