キャンセル料

他ごとでほぼ徹夜、かつ丸腰で乗り込んだ現場は思いの外早く終わり。

明日までの予定だったから、ホテルは取ってある。

さて、ここで悩む。

眠いし、泊まって帰るか?

それとも、キャンセル料支払って、すぐに帰るか?

他のメンバーからは「泊まっていけばいいじゃん」って背中を押される。

泊まれば宿泊費約1万円が支給される。

ホテル代金は3千円ちょっとと、格安。

浮いたお金7千円で贅沢できる。

泊まっちゃおうか。

揺れる心に、深呼吸。

 

僕の生きる意味はなんだ?

僕のしたいことはなんだ?

 

帰ろう。

どうせ明日帰んなきゃいけない。

ホテルに電話し、今からキャンセル料を支払いに行くと告げる。

宿泊料金の8割を支払い、領収書をもらう。

なんだかやたら可愛らしく見えるフロントのおねーちゃん。

手間取りまくって、5分以上かかってた気がするけど、こっちは眠くってそれどころじゃない。

帰りの新幹線の車内販売のおねーちゃんもやったら可愛らしく見えた。

最近、街中のおねーちゃんがやたらと可愛らしいのです。