4歳の分際で、「やりたい」と言ってきた。
別に、ダメって理由もない気がした。
セルフのガソリンスタンドで、坊っちゃんが「レギュラー」のノズルのレバーを握る。
店員さんが、飛んできた。
やめてください!危険です!
ああ、そうか。
危険っちゃ危険なのか。
側で見てれば、レバー握るところくらい、いいかなと思ったのだが。
34歳にもなって、分別がついていない。
次回。
めげずに「やりたい」と坊っちゃん。
ごめんね、坊っちゃんやると、怒られちゃうんだ。
給油作業を見守りながら、一言。
がそりんはくるまのごはんだね
ああ、いい表現だね。
ガソリン=燃料という概念を詰め込まれていない。
創造的、詩的。
これから、「教育」という正義で失っていくものを、坊っちゃんは、まだちゃんと持っている。