ザ・ノースフェース

アルファベットがやたらと入ったTシャツ。

「ダサいな」と感じてしまう。

歳をとり、ごちゃごちゃしていない、シンプルなデザインを好むようになった。

 

今でこそ、そんな感覚で生きている。

でも、小さい頃は「アルファベット」とか「模様」がないと嫌だった。

振り返ると、ダサい服を着ていたな・・・と思う。

文字の意味がわからず、アスファベットも「模様」のうちだったのかもしれない。

ほら、外国人は「漢字」をタトゥーとして彫るじゃない。

読めないから「アート」になりやすいのかな?

そういう意味だと、英語が読めるようになって、アルファベットが「アート」に感じなくなったのかもしれない。

 

英詞の歌も「カッコイイ」と感じていた。

今では全く思わないし、せっかくいい曲なのに、なぜ英語?

日本語で歌ってよ・・・と思ってしまう曲もある。

これも、似たような話かもしれない。

 

日本語をバリバリに書いたTシャツも「煩いな」と感じてしまう。

以前「働いたら負け!」と殴り書きしたTシャツを着て闊歩する若者(男子二人)を見た。

「うるせえよ、お前!」「働くこと自体を否定すんじゃねえよ!働き方だよ!」という怒りが沸き、イライラした。

この時、この男子二人は僕にとって「害人」である。

こうはなりたくない。

その想いもあってか、なるべくシンプルで上品な服を着たいと考えている。

 

メーカーを全面に押し出してくる服も好感が持てない。

メーカー名がどーんとプリントされた帽子、Tシャツ。

入れるなら吉田カバンくらい控えめに入れて欲しい。

まあ、好みである。

ただ、なぜか「ザノースフェース」には好感があって、Tシャツを1枚持っている。

 

なんだろう、この違い?

うーん、わかんない・・・。