データに埋もれる時代。
やんや打合せで収集がつかなくなった二人から声をかけられた。
膨大で散乱したデータ、整理しようにも、どうしたらいいかわからない。
呼ばれた僕、もちろん本音でブッコみます。
データ整理、しないのが一番いい。
整理する、イコール、場所が変わる。
せっかく覚えたデータまでの道のりが、またリセットされてしまう。
社内データサーバからグーグルドライブへ移管しよう、って話もまた状況をややこしくしている。
そうだ、墓を作ろう!
データの墓場。
今現在のサーバのデータを、そっくりそのまま、「墓」として葬る。
そして、現在進行形以降のデータを新たなスペースに保管していく。
過去が知りたくなったら、墓を掘れ!
掘ったデータは現在進行形の保管場所に保管しろ!
そうすりゃ、必要なデータだけが必然的に整理されていく!
・・・なんて上手くはいかないだろうけど、でも、先人たちの分も含めて全データを整理整頓するなんて、無謀!
引っ越したけど、段ボールを開梱せずにそのまま部屋に積んどくようなもんだわさ。