坊ちゃんがダンゴムシを捕まえた。
プラスチックの容器にコトン、と落とす。
壁、登れないから、外へ出してあげな。
のぼってるよ、ほら。
いや、これは登ろうとしてるだけで、登れてないじゃん。
ほんとだ。あっ、ここにもいた!
二人でしばし、ダンゴムシ観察。
あっ、だんごむしかべのぼってる!
手を引っ掛けるところがあれば、登れるんだね。
ロッククライミングと同じ。
いつから触らなくなったろう?
こうやって、子供とゆっくりダンゴムシを眺める。
一円にもならないけど。
すぐ忘れちゃうだろうけど。
だけど、この時間が無駄だとは思わない。
会社で仕事してっと、給料は出てるけどすっごく無駄な時間ある。
なんか、真逆だよなぁ。