夏井睦先生の「キズ・ヤケドは消毒してはいけない」を読んだ。
大変面白い、というか、義務教育の保健の授業でやってもいいくらいなんじゃないの?と思う。
マキロンで消毒するのが当たり前、正しいことと思っていた。
つけた時のあのしみる痛みも、早く治すためには耐えねばならぬと思っていた。
あの痛みは、正常な細胞がぶっ殺される痛みだという。
「マキロンで消毒」は「傷口に熱湯かけて消毒」と本質的には同じことだという。
ばい菌もぶっ殺すけど、正常な細胞もぶっ殺す。
カサブタは、「さあ、治そう!というやつらが干からびてチーンとなった状態らしい」
人間、皮膚呼吸はしない。
首まで風呂に浸かってても、酸欠で死なないでしょ?
そんな、とってもわかりやすい表現で、今までの常識をぶっ殺してくれる。
「炭水化物が人類を滅ぼす」シリーズを読んでいたから、もうちょっと難しい話かと思ってたけど、全体を通してすっごい読みやすかった。
小さいお子さんを持つ親世代、必読の書です。