デジタル化に逃げない

写真のデジタル化。
本のデジタル化。
書類のデータ化。
物理的な空間はスッキリしても、これは残すデータなのか?処分してよいデータなのか?それがハッキリしないままでは、ごみ屋敷で生活するのと根本的な問題は同じものを抱えていることになる。
コンマリさんの言う「過去への執着」「未来への不安」、データ整理に関しても、同じく当てはまる。

とはいえ、しょせんデータである。
私は2年半前に携帯を解約し、電話帳や写真が入った実物も最近捨てたが、不安より逆にスッキリするところもあったりする。
もう、振り返ることができないのである。
前を前向きに見るしかなくなるのである。

友人のY君など、折り畳みケータイ全盛の時代に、何回自らケータイをブチ折ったことか・・・。
彼は、過去と決別しすぎである。
そして、心身ともに生まれ変わりすぎである。
どん底の頃には青白くやつれていたが、近年はジョコビッチの様な風貌になった。

人間一匹の能力は、とても低い。
そして「過去への執着」「未来への不安」は人間の持つ資源、能力を分散させる。

自分を変えたい、そう思うなら「データは全捨てが基本」なのかなと思いました。