制限があると、本質が現れる

制限があると、本質が現れる。

というか現れざるを得ない。

それは「何を残すか?」であり、「何を捨てるか?」であり、自分の中の優先順位に否応なく向き合わざるを得ないから。

エネルギーを使うけれど、大事な作業。

有限な自分のエネルギー。

生まれてから自分が死ぬまで、刻一刻とそのエネルギーはゼロへと向かっていく。

そんなカウントダウン。

その残りのエネルギーを何に使うのか?

それがブレない人は強い。

ブレない、というよりそれが少ない人かな?

少なすぎても尖りすぎちゃっていかんいかん、てこともありそう。

 

う〜ん。

でもなんも尖ってねえやつなんて面白くねえから、欠点があっても尖って他方がいいな!

比率かな

卒園式、というイベント。

まだ物心ついていない強さ。

大人で泣いてる人はたくさんいるけど、主役で泣いてる人はだぁれもいない。

比率かな。

まだ、過去の比率が小さいの。

「これから」の方が圧倒的に大きいの。

だから、だぁれも悲しくないの。

 

式が終わってからも、園児たちはたぶんいつもと変わらない。

園庭を元気一杯に走り回る。

スマホいじっているやつなんて一人もいない。

 

やりたいことはたくさんある。

明日があるとは限らないけど、あってほしい!

年とってるけど、まだまだこれから!

そうやって空気読めねえ奴でい続けたい。

人間でありつつ、という条件の下

坊ちゃん。

先日開催されたなんとか発表会にて。

大人になったら何になりたい?というテーマだったそうで。

本音、レッサーパンダになりたいんだけど、「待った!」がかかったらしく。

人間でありつつ、という条件の下、坊ちゃんは不服そうに「アイスクリーム屋さんになりたい」と発表したんだとか。

 

いいじゃん、レッサーパンダで・・・って思っちゃうんだけどなぁ。

 

人に迷惑かけない「はみ出し」を許容できる教育であってほしいなと。

そう思うのです。

ひとつ

そういえば、この前の休日。

久しぶりに奥さんとキャッチボールをした。

素人だから、フォームなんてボロボロ。

直すところありずぎてどこから手をつけていいかわからない。

 

その日のレクは一味違ったものにしてみた。

どうすればいいの?に対して教えたことは一つ。

「投げる直前まで身体を開くな」である。

僕が考えた、一番大切なこと。

最低限守らねければならないこと。

逆に、それさえも守れば・・・という項目では?

 

するとね、過去最高にいい球がきた。

ボルダリング効果もあるかも、という他の要因もあるかもだけど。

 

イチロー選手が打席の中で注意するポイントは「打つ直前まで右肩を開かないこと」・・・だったはず!

間違ってたらごめんなさい。

 

素人でも、超一流でも、一番大切なことは変わらないのかもしれない。

あとね、教えることは一度に一つ。

これもきっと大事。

人間、そんなになんでもこなせるほど器用じゃない。

烏滸がま

違う、違う。

左手の位置が違う。

右側を掴まないと。

 

ゴールまであと一つ。

そのゴールのホールドが掴めない。

左手で触れるけど、掴めない。

 

刻々と減っていく、握力。

そんな中で背後から店長の声が朧げに耳に届いた。

違う?

ん?左手?右側?

はい?

握力が尽きかけた数秒後、僕は理解した。

横に長いホールド。

僕はその左側のつかみにくい箇所を左手で掴み取ろうとしていた。

でも、それが全然指を引っ掛けられないの。

そのホールドの右側。

その右側の奥、正面からは見えない奥行きに、指を引っ掛けられる空間があった。

これだ!

左手でガッチリ捕まえ、右手をホールドの左側へ。

 

先入観、だよな・・・。

左手だから、左側を掴もうなんて。

でも、これでまた一つ視野が広がった。

というか、見えているのが全てじゃないし、無意識にそう感じてしまっている自分は烏滸がましい。

見えているものに囚われずに生きていきたいものですね。

人となり

庵野さんのドキュメンタリー。

そんなテレビ番組には出ない人だと思ってた。

 

人となりは、大方予想通り。

じゃないとあんな作品つくれっこないわな。

 

なんで出たかというと、今回の映画のシンジ君そのもので、変わったからだと思う。

庵野さん自身が前向きになったから。

きっとそうだと思う。

 

それにしても、四半世紀同じアニメをつくり続けるって、すごいことですね。

そこまで時代が違うのに、全然古くない。

AIにはできないこと

うまくいけば昼過ぎには終わるかな・・・。

出張で臨む現場作業。

当然のごとく、予定通りにはいかなかった。

 

まず、同行者が「ちょっとメールを・・・」と早々に離脱。

同行者が復帰した後も捗らない。

交換する部品を取り外そうにも、引き抜いこうとした時に別の設備とぶつかって引き抜けない。

寸法通りにできていないから、うまく嵌まらない。

一人が無理やり歪ませて、そうしている隙にもう一人が無理やり押し込む・・・という力技。

さらに悪いことに、同行者はヘルニアが悪化していて、あまりの痛みに呻きながら・・・という有様。

 

でも、勉強になったよ。

図面なんて、所詮絵に描いた餅。

その通りに作られない、という前提で図面を描かなきゃいけない。

嵌め込む穴を少し大きめにしておくとか、ズレてもいいようにさ。

そういうの、体感しなきゃわからない。

体感する経験こそ、最強の武器。

AIにはできないこと。