メーカー名が消されたギター

使いやすくていいギター。

そう言って先生が貸してくれたというギターの柄の部分に擦れた後。

理由を尋ねると、メーカー名が書いてあったのを削って消したんだって。

先生、これがもしブランドモノで高級なものだったら、消さないでしょ?

そう言った奥さんを、先生は否定できなかったという。

 

安さを恥じている

 

本当は、そんな必要ないのに。

でも、ぼくだってそういうところ、あるかもしれない。

無意識に安価なものを見下し、恥じて、避けているかもしれない。

本当の価値はそこにはないのに、でも、安いと価値が低いように感じてしまう。

いかに、僕たちが無意識のレベルでお金に囚われているか。

それを痛感するエピソード。