誕生日プレゼントを買いに行こう!
自らのプレゼントをここまでポジティブに強請れるって、逆に清々しい。
よし、〇〇〇へ行こうか。
一瞬、返事に詰まったが、満面の笑みで「うん!」って返す、坊ちゃん。
誕生日プレゼントと言えば、無条件に新品のイメージ。
一行は近所のリサイクルショップへ徒歩で向かう。
暫く悩んだ末、決めたのは透明なビニールで覆われ、中身がスケスケの基地セット。
でけえし、邪魔だな。
小さめの電車のおもちゃを薦めても首を縦に振らない。
まあ、しゃあねえか、いっか。
小躍りする勢いで喜びながら帰宅し、早速コースを作る坊ちゃん。
その姿を見ていて、なんかいいなと思う。
出来上がったコースがアーティスティック。
iPadでゲームしてる姿とは、なんか違う良さ。
その違いを言語化するのが難しい。
おもちゃで遊ぶ坊ちゃん、職人っぽいんだよな。