洗面所でふと気づく。
櫛はもういらない・・・。
だって、昨日バリカンでボウズ頭にしたから。
あれ?櫛もそうだけど、ヘアゴムもいらない。
少なくとも、髪を縛れるようになるまであと1年くらいはかかる。
捨てよう。
あっ、ワックスやら、スプレーやら、整髪料もいらない。
標高9 mmの髪は整髪のしようがないじゃないか!
いや、名門の高校球児が全員ボウズ頭ってのは、ある意味理に適っているのかもしれない。
余計なこと、というか、強制的に野球に集中できるというか。
要は、髪にかける時間、エネルギーを最小限にできるってこと。
ボウズにすると、手持品もすごくシンプルになる。
髪を一度伸ばしてみたからこそ気づいた。
なかなか気づけない、片側にいるだけでは気づけない。
反対側へ振ってみて、ハッとする。
そういう意味でも、思い切って変化してみることは楽しいし、大事なことかもしれない。