親鳥

毎日がピッチピチ……でお馴染みの「タチヤ」というスーパーが好きだ。

得意分野については、とにかく安い。そして豪快。

形の悪い野菜がドカーンと安売りしてたりする。

 

そんなタチヤで、先日「親鳥のもも肉」を発見した。

むむ……。ムムッ?

若鳥より赤みが強く、そして、ムダにさらに安い。

いや、決してムダではないのだが……。

僕は戸惑い、たじろき、おろおろし、結局買わずに退店した。

 

そして、今日。

帰宅すると、奥さんが、実は話があるの…と、今日帰りにタチヤに寄ったら「親鳥」しか肉が残っておらず、それを使って鍋焼きうどんを作ったことを告白した。

 

実食。

それはあまりにも固かった。

砂肝より、固かった。

牛スジより、おいしくなかった。

 

そんでもって、何が言いたいかっていうと。

若鳥っておいしいんだなってこと。

オスに生まれた牛が去勢されるのも、こういう理由なんだろうな。