脳は感覚の処理で疲労する。
10日間の瞑想合宿を終え、そう確信を得た僕は・・・。
通勤時の感覚の多さに気づいた。
電車に乗れば振動で常に不規則に揺さぶられ。
ホームに降り立てば人を避けるゲームのようで。
改札を出ればキラキラした電子広告に目を奪われる。
思わず見てしまう検索ワードランキングの単語は一つもわからない。
車とアスファルトの摩擦音、工事現場の工具の音。
青信号で一斉にスタートを切る自動車たち。
まるで感じる必要のないものばかり。
これら、仕事とは無関係な感覚。
始業前に僕はこの感覚の処理で脳のエネルギーを消費してしまっているのだ。
当然といえば当然である。
赤信号を渡れば死んでしまう。
ながらスマホ人とぶつかれば怪我をする。
ゼロにはできない。
でも、減らすことはできないか?
そう思いたち、今日からサングラスをかけてみた。
クールビズの通勤着にサングラスである。
側から見たら気が狂っているとしか思えない。
知り合いには見られたくない。
でも、始発で来ているから同じ会社の人とは会わないだろう。
そう高を括っていたら、僕より近所に住んでいて、会社に寄ってから出張する人がいて、すれ違ってしまった。
ギョッとする相手。
超気まずい。
でも、効果は上々。
薄暗い分、キラキラした広告に目が惹かれにくい。
サングラスなしよりも圧倒的に楽。
いかに無駄な感覚を減らすか。
処理できる感覚の総量は限られている。
最近の大きなテーマです。