お客にはまだ言うな。
それが功を奏して、別ルートから事情を知ったお客さんはカンカン。
いや、そりゃそうだよ。
わかった時にすぐ言えばこんなことにならなかったのに。
だいたい、あったことを言うだけじゃん。
後から言うメリットなんて、何にもない。
ただただ信用を失うだけ。
流石に業を煮やしてそいつに電話。
管理職だろうが何だろうが、もう関係ない。
なんかあった時点ですぐお客に言うってことにしよう。
その提言を頑なに拒むそいつ。
「間違ったことを言ってしまう可能性がある」やら何やらほざいている。
僕はキレた。
その、お客にはまだ言うなってやり方で間違ってんじゃねえか、と。
それでも頑なに拒むそいつ。
もう、いいや。
だめだこいつ。
いや、こいつは前からずっとダメだったような気がする!