いかにも日本的な無駄な時間

難件を抱えるプロジェクト。

そこまでの難問でもない気がするんだけど・・・。

まあ金額的にはタバコが2万箱くらい買えるかもしれない。

そのくらいの話。

その担当者から電話でGOがかかった。

 

いつも上の承認を得るのが大変なのだという。

まず、プロジェクトの管理者からは返事が来ない。

プロジェクトの管理者が所属する部署の課長に許可を求めると「〇〇さんに聞いて」と別のグループの「担当課長」へ回され。

その人に許可を求めると「△△さん(部長)に聞いて」と、また飛ばされ。

たどり着いた部長さんに裁可を求めると「何で俺に聞くの?」と、ごもっともな回答。

その下で判断するレベルの話だよな・・・。

コロナ渦でスッカスカの事務所で、僕は腹を抱えて笑った。

 

いかにも日本的な無駄な時間。

こんなことに時間を割かなきゃいけない組織って。

本当にクダラナイ(笑)

 

株式会社は存続するために存在しているんじゃない。

「失敗してもいい」って許される、挑戦するためにその形態をとる。

それが、組織が大きくなりすぎると、その甘い汁に縋り付いて守りに走る人がどんよりと溜まってしまう。

 

それが合っているか否かは究極、どうでもいい。

どっちでもいいから、覚悟を決めて、自分が決めることに価値がある。