並々ならぬ思いで

オリンピックの野球って、なんの為にやるんだろう?

微妙なテンションでメキシコ戦から見始めた僕だけど、そのまま欠かさずに決勝まで見続けてしまった。

サッカーでいうW杯みたいな大会じゃない。

オリンピックに出るために野球をやってきた、なんて選手は、多分そのグラウンドに一人もいない。

日本語のボキャブラリーは豊富で、「日本、悲願の金へ!」とテレビの字幕に映っている。

決勝前、アナウンサーはアメリカ代表の気持ちを「並々ならぬ思いで!」と流暢な日本語で表現する。

うまいこと、言うなぁ。

 

予想に反し、意外と面白かった。

国を背負って戦う、ベストを尽くす選手たちがいた。

ただただ、野球に一生懸命だった。

 

ベストメンバーじゃないアメリカ、ベネズエラと戦って勝ったとして、それがどうなのよ?

ついつい「なんの意味があるの?」って考えちゃうの、よくないね。

意味は一生懸命にやった後、結果としてついてくるものなのかもしれない。