仕事とは、他人との認識のズレを減らすことである

僕は勘違いしていたのかもしれない。

仕事において最も大切なのは「スキル」だと。

 

とあるベテランが部下に嘆いていた。

指示に対して返事がない。

どんどん工程が遅れていく。

そんで、管理職の連絡にはすぐに返信する。

多部署からの問い合わせに対しても返事をしない。

だから、直属の上司である自分に問い合わせがくる。

入社2〜3年目ならしょうがないけど、10年超えててこれはどうなんよ?

 

客観的に見て、この嘆きの中に「スキル」の話はないわけ。

 

僕が絶大な信頼を寄せる協力会社のとある若い女子。

仕事の依頼に対して必ずその日中に返事をくれる。

「依頼内容について承知しました」とか、「ご希望納期内に可能です」とか。

さらに、気づいたこと・疑問点は必ず確認してくる。

「これでいいのか?」と。

極めつけは自分ごと化。

ミスに対して言い訳を一切しない。

依頼した僕が「足らず」であった時でさえ。

 

この中にも「スキル」の話はない。

しかも、ミスに対して言い訳しないからスキルもどんどん上がっていく。

 

仕事とは、「スキル」ではない。

他人との認識のズレを減らすことである。

それすなわち、情報の共有化。