東京ドーム何杯分?

中年以降にはお馴染みのこの表現。

10年後には消えるかもなあと、ふと思う。

 

使われてきたのは、便利だから、だよね。

放射性廃棄物の量は、〇〇m3にものぼります」こう言われても、イマイチピンと来ない人が大多数。

1m3の水槽を見たことある人って、たぶん少ない。

それが、東京ドーム8個分ってなると、おぉ!そんな広い空間なのね!?って頭の中に描ける。

要するに、日本人の大多数が持ってる、内部単位。

 

それはきっと、巨人戦中継の名残。

日本中で、毎晩ゴールデンタイムにジャイアンツ戦がテレビで流れてた。

試合が長引けば、後ろの番組はさておき、中継延長は当たり前。

今じゃ考えられないね。

でも、きっとその影響で、本拠地の東京ドームのサイズ感は、日本中で共有されてた。

それが、人気の陰りとともに、延長時間は30分になり、延長自体なくなり、野球中継自体放送されなくなり・・・。

 

そろそろ、今の若い世代には「東京ドーム8個分」って言ったところで、ピンと来ないかもね。

次の共通単位は・・・新国立競技場何個分?とかになんのかな?

来年、オリンピックが開催されればの話。