准教授の憂鬱

5年ぶりに会った友人。

5年も経てば、ビックリする話もボチボチある。

 

義母が水死体で発見されたり・・・

娘を塾に通わせるために借金してたり・・・

そんな状況でも、第四子を妻が妊娠中だったり・・・

 

なかなかですな!

そして、連れ子二人のバツイチ嫁と結婚してからの勘当は解けていないという。

そして、なかなか、人の悩みというのは理解できない。

この友人、我が子たちには「高等教育」を受けさせたいのだという。

そして、成績不振の我が子を借金してまでせっせと塾に通わせているのだ!

 

だって、この国は一度躓くと上がってこれないじゃない・・・

 

あぁ、なんとなく言わんとすることは、わかる。

一度道を逸れちゃった人に対して、冷たい。

それは、確かにあるかも!

 

さらに、嫁は放送大学をやってて、将来は修士号とって、正社員になりたいらしい。

・・・ズレてるっ!ズレてるよぉおっ!!

〇〇やりたくて、そのためには修士号が必要で、ってのが、順序!

順番が、逆!

修士号」はただの結果だから!!

 

ボヤきは続く。

この人、今でこそ立派に?准教授として学校の先生をやっているが、元々高専時代はずっとビリくらいだったという。

42人中、40番代。

そのくらい。

おおっ、ほんまもんのビリだね!

それが、すごくコンプレックスみたい。

いや、だからさ。

あんたの実績からして、成績ってあんまり関係ないじゃん(笑)

そのビリの落ちこぼれが、ブレずに、諦めずに好きなことを続けて、今、准教授としてやってるじゃない。

あんた、「塾」って感じでもなかったじゃない!?

なんで、それで「我が子を塾に!!」ってなるのよ!?

 

そんで、「家庭を再生産できるか否か」が大事らしい。

なんだい、その極上の価値観は!?

あんただって、結婚できて、子供できたのは、そんなに簡単なことでもなかったのでは!?

 

他人の価値観って、面白い!