娯楽系だって

矛盾はゼロにできない。

これはもう、仕方がないことだ。

それはつまり、「言語」というものが不完全なものだから。

言語とは「人間」という不完全なものが作り出したものであり、不完全なものからは不完全なものしか生まれない。

 

コロナの影響で、相次ぐ中止。

東京事変のライブ、ディズニーランドをはじめ、子供が遊ぶような場所全般。

そんな中、仕事を続けている自分。

会社から「大人数での会議禁止」「出張を控える」等、指示は出ているけど・・・。

事務所にはいつも通り人がいるし、会議よりも多くの人が乗ってる電車に乗るし、会議より多くの人がフロア内にいるし、必要な出張には行く。

10人以上の会議禁止、そう言われたところで、帰りに乗る電車には確実に10人以上がひしめいている。

みんな、疑問を感じている。

「差」を感じていたんだと、思う。

「娯楽系」のジャンルとの。

なんか、しっくりこなかった。

 

それが、ふとストンと落ちた。

同じ「仕事」じゃねえか、と。

僕だって真剣に仕事やってるけど、東京事変の人だって真剣にやってるはず。

僕が仕事続けられているのは、「経済」を優先させているからじゃないのか?

東京事変のライブだって、「経済」ではないのか。

観客が密集、通勤電車で密集。

 

芸術、娯楽。

これらは、例えばインフラに比べたら必要性が薄い。

生きていくためには。

食べ物に比べたら、インフラも必要性が薄いのかもしれない。

そういう判断なのだろうか。

 

命の境界線。

その線引きは、一筋縄ではいかない。