奥さんと子供が、来店。
奥さんは友人とお買い物、名古屋駅で坊ちゃんを引き取り、帰路に就く。
お昼ご飯、何がいい?
迷わずに「うどん!」と答える坊っちゃん。
スーパーに寄り、テキトーにうどんをこしらえる。
残したつゆを啜ると、濃さにうげっとなる。
次回から、味見くらい、しようか。
そんな濃すぎるうどんを9割がた食べきった坊っちゃん。
食の幸せは、金額ではないのだなと、しみじみ思う。
コロナ全盛の世の中。
児童館すら、やってない。
さて、午後から何しよか?
公園に行く、と言う坊っちゃん。
自転車も、お砂場セットも、お引越し済。
ここにはない。
う〜ん、大した金額じゃないし、近所の100均ででも買ってくるか・・・。
「でもさ、かうとものがふえちゃうから、だめだよ」
坊っちゃんから、意外なダメ出し。
なんて、堅実な子供に育っているんだ・・・。
10分後くらいに、「おかーさん、かっていいっていった?」て聞いてきたけど。
モノがないと、アタマの出番。
園芸用のシャベルを持ち出し、ドヤ顔をしてみせる。
坊っちゃんも、「おー、これこれ!」と満更でもない。
スタートしたお砂場遊びは、すぐに壁にぶち当たる。
シャベルで水路を作ったはいいが、流す水を運ぶものがない。
う〜ん、家からなんか持ってくるか?
家の隣が公園、ってのは、何かと便利。
帰宅し、ビニール袋を手に取る。
これに水入れて、手提げのとこ持てば・・・。
でも、坊っちゃんがやるにはハードル高し。
そんなビニール袋の隣に、いいもの発見。
これだ。
明治ブルガリアヨーグルト400gの空箱。
手渡した坊っちゃんの目が輝く。
これで、水を流せる!と。
最終的には、園芸用のスコップとバットまでフル活用。
お隣、市販のお砂場セット(よくある、プラスチックのやつね)で遊ぶ親子に対し、なぜか変な優越感。
こちとら、ブルガリアでっせ?
この気持ち、なんだろう?
モノがないと、必然的に考えざるを得ない。
それはそれで、楽しいもんだな、ということがわかったブルガリアの話。