休み明けの職場で、レギュラーとして出場した年下男子から聞かれる。
組合のやつで申請すると、3000円のクオカードがもらえるんですけど、やります?
僕が代わりに申請しますよ。
「やりません」と言い終わるか終わらないかぐらいのところ、間髪入れず、フォローされる。
ぐうの音も出ない。
次に発する言葉を完全に読まれている。
申請には証拠として写真が必要と聞き、「大丈夫、集合写真は写ってないから」と言うと、単独で写した写真があるからOKなのだという。
いいよ、もう好きにしてくれ。
もらえるものを、気持ちよくもらうってのも、たぶん大事なスキルだ。
申請する時間が勿体無いっていうのと、なんじゃその不要な制度、廃止しちゃれ!って気持ちだけだから。
うん、少しもめてる時点で、気持ちよくはもらえてないね。
ただね、こういう時、いっつも思うの。
そんな褒美を与えなくていいから、そもそもの天引き額を、1円でもいいから下げてくれ。
一人分のクオカードやめるだけで、月1円減るじゃない。