バカの応酬

カップ焼きそば界のNo.1は、一平ちゃん。
これは間違いないと思う。
その昔、UFOがおいしかったのだが、ある時期から急に味が落ちた。
なぜあえて味を落としたのか、理解できない。
コストダウンなのだろうか?

そして、辛いもの好きとして、ポテチ界ではカラムーチョがNo.1である。
あの微妙なばーちゃんのイラストが好きです。

そんな、一見別ジャンルと思われる両者が、コラボした。
「カラムーチョやきそば一平ちゃん」だ。
この真赤なパッケージ、秋田のコンビニで偶然発見した。

僕は、直観的に理解した。
これは、絶対にマズい!!
でも、・・・でも気になる!

さて、30秒くらいウロウロ、オロオロし、迷ったが、もはや選択の余地はない。
「確認作業」が必要なのである。

ホテルに戻り、包装を剥がし、紙蓋をめくる。
うっ!!??なんだこの麺の太さは!!??
お湯を注ぐ前段階だが、この時点でもはや僕の知っている「一平ちゃん」ではない。
恐る恐る、お湯を注ぐ。
3分後、一平ちゃんスタンダードの麺の細さに縮んでいる・・・そんなことはないだろう。

定刻後、湯を切り、蓋を剥がす。
やはり!麺は太いままだ!
そして、これまた一平ちゃんの面影皆無のソースを混ぜる。
実食!うん、マズい!!

一つ、言いたい。
これはもはや完全に一平ちゃんではないと思う。
製品名に「一平ちゃん」を入れないでほしい。

スッキリは、した。
二度と買わないし、食べない。
人間の「確認作業」本能をくすぐる、妙な製品は、出ては消え、出ては消え。
お願いだ、「定番」を超える製品が出来た時だけ、リリースしてほしい。
あらゆる分野で、日本は定常状態にあるのだろう。
既存分野の人たち、なんとか新しいものを・・・とやっているんだろうけど。
その無駄な頑張りに、僕のようなバカが一度だけ応える。
バカの応酬。
そして何事もなかったかのように定番だけ残る。