実食に次ぐ実食

パンと焼き鳥。

今まで食べた中で、自信を持って「ここが一番!」と思えるお店がある。

逆に、他のジャンルでそこまで飛び抜けた存在、なかなかないってことなのかなと。

高級店でめちゃくちゃ美味しいもの出てきても、「とーぜんでしょ?」ってなっちゃいそう。

僕のような平民中の平民が気軽に行けるお店の中で「一番」ってこと。

 

パンは以前書いた。

八事のポンヌフ。

最近、行ってないな。

そろそろポンヌフ夏のパン祭りでも開催しようかね。

 

焼き鳥は御器所の「いまここ」。

引っ越してから遠くなっちゃって、なかなか行かない。

でも、昨日会社帰りに髪切って、そのまま寄ってきた。

髪切りの場所は、少々遠くなっても変えないのね。

そんで、髪切りから「いまここ」まで地下鉄一駅分くらいなの。

 

夕方6時前、おひとりさま入店。

3年ぶりくらいかもしてない。

接客が少しライトな感じになったかもしれない。

正直、前回までは「ちょっと行き過ぎてる気が・・・」という気持ちもあった。

完全に好みの問題だと思うんだけど。

だから、自分にとってはちょうど良い。

 

カウンター席で焼酎水割りグラスを片手に、まず、牛ホル。

大将から「はいよっ!」の声と共に銀皿の上に置かれた一本。

はい、劇ウマ。

思わず店内にぶら下がったメニューを見返してしまう。

「牛ホル」の側に控えめに「国産」の文字。

ああ、牛死にたての新鮮なホルモンなのかな・・・。

そういえば、最近「ホルモンの語源は放るもん(いらないから捨てるもん)」という話を本で見つけた。

いや〜、捨ててはいけません。

いまここさんで、食べましょう。

 

続いて、レバー。

はい、全く臭みがありません。

そして、絶妙な焼き加減のプリプリ感。

これは、もはや僕が知っているレバーではありません。

これをレバーとして認めてしまっては、その他大勢の臭み残存勢、焼き過ぎてカチカチ組合らをどう扱ったら良いのでしょうか・・・。

 

名物「あめ皮」をはじめ、その他も全部美味しくいただきました。

調子に乗った僕は、延々と追加焼き鳥を食べ続け、焼酎、焼酎、コーヒー焼酎、焼酎でフィニッシュ。

5500円。

一本120円くらいの焼き鳥屋で、ここまで数字を積み上げられたこと。

胸を張って、帰りましょう!

赤く腫れぼったい顔を千鳥足で支え、帰路に就いたのでした。

 

結局、牛ホルは計3本実食。

まさに実食に次ぐ実食。

いまここに行ったら、ぜひ食べてみて!

あと、雑炊とかもすっごく美味しいから!