第三者的価値

初めて知ったのは、NHKの「ドキュメント72時間」。

レンタルなんにもしない人。

あっ、あたらしい!

衝撃。

 

ツイッターかなんかで受付して、現地集合。

要望も様々。

整形手術前、一人だと心細いから、側にいてほしい。

カラオケうまく歌えているか、聞いてみてほしい。

 

「第三者的価値」とでも言えばいいのか。

身近な人には頼みたくないけど、誰かに側にいてほしい。

知人には伝わって欲しくないけど、誰かに話を聞いてほしい。

 

もっと驚いたのが、交通費のみ。

レンタル料、なし。

要するに人件費を取らないのだ。

これは、ものすごく画期的だと思った。

 

でも、冷静に考えてみると「マネタイズを遅らせている」だけとも言える。

「ライターは書くネタがあれば酒も女もいらない」神山典士さんの本より。

実際、最近本屋に行くとレンタルさんの本が平積みされている。

レンタル料がいらない代わりに、依頼者から「書くネタ」をきっちりもらっているわけだ。

 

しかも、レンタルが終わるとツイッターですぐに発信する。

ネット上に、原稿のネタがストックされていく。

これは、執筆の時にかなり役立ったこと、想像に難くない。

あっ!って思いついても、メモしとかないと、あれなんだっけ?ってことよくある。

 

このサービスは、レンタルさんが特殊な技能を駆使しているわけではないと思う。

新しいことを始めるのに、必要なことは能力ではなく、次の二つに尽きると感じました。

 

①その仕組み

②実際に具体的に行動すること。