還暦を越えた父がいる。
腹が出ている。
高血圧と逆流性食道炎で毎日薬を飲んでいる。
100歳まで生きてほしいとは思わないけど、生きている間はできるだけ元気でいてほしい。
これ読んで考え方を変えてくれればと思って「ケトン体が人類を救う/宗田先生」「炭水化物が地球を滅ぼす/夏井先生」の二冊を買って渡した。
一ヶ月以上前の話だ。
久しぶりに会って、腹は引っ込んでいない。
1冊目の第3章まで読んだという。
遅い。
決して忙しくて読む暇がないわけではない。
そして、炭水化物をやめてみる気はない。
医者と製薬会社にとって、一番いいお客さんはどんな人だと思う?
俺は「治らずに通院し続け、薬を買い続ける人」だと思う。
父に、響かない。
モドカシイ。
他人の考え方を変える。
これは本当に難しいことだと思う。