化学物質過敏症についての3回目です。
時々、飲食店でノロウイルスが出たとか、給食でO-157が出たとかニュースになる。
そんで、たぶん対策としては「徹底的に消毒しなきゃ!」になるんだと思う。
藤田紘一郎さんの本曰く「こういうウイルスが繁殖するのは、キレイすぎるから」らしい。
これ、けっこう当たってるような気がする。
個人経営の飲食店でスーパーハードにフルタイム労働をかました経験がある。
2年と数ヶ月。
その時の感想。
体力的に、超絶しんどかった……というのはおいといて。
「衛星管理、気をつけろよ!」と口では言われたけど、衛生管理、激甘だなと思った。
学生時代にチェーン店でバイトした経験があるんだけど、手の消毒、調理器具の消毒、厳しかった。
「キレイ」だった。
それに比べて、……ちょっと比較にならない感じだった。
味はバッチリおいしいんだよ!
でも、ゴキブリはバリバリに活動してるし、30年近く営業してる調理場の床コンクリートは年季が入ってるどころじゃない。
まな板だって、あんた、これいつから使ってんの?みたいな。
包丁をアルコール消毒なんて、見た事も、やったこともないわさ。
でもね、やってる間、食中毒とか一切起こらなかった。
オーナーが一代で30年近くやってる店だから、今までもたぶんなかったんだと思う。
一見、キレイじゃない。
けど、そこに居座ってる菌たちが適度にいるおかげで、ノロウイルスとか、O-157とか、そういうヤバイ菌たちが繁殖できず、結果的に「キレイ」な店より、事件が起こらないのかもしれない。
そんでもって、何が言いたいかっていうと。
今、常識として正しいとされている「消毒」っていう行為がほんとに食中毒対策になってるかって、わかんないんじゃないの?ってこと。
バリバリに衛生管理された、食材、料理で育つことが化学物質過敏症につながってるかもしれないってこと。