カイカイ、一歩前へ

10日深夜放送の「Get Sports」を観た。

といっても、興味のある野球の部分だけなんだけど、録画で。

ソフトバンク/甲斐選手の特集。

 

一番大事なのは正確さ(送球が逸れるとその分だけランナーへのタッチが遅れる)

盗塁の企画数を下がればいい

盗塁阻止率はゼロでいい

「キャッチャーが甲斐だったら盗塁しない」が究極

おれ、肩が強いわけじゃない

 

話してた内容は、だいたいこんなところだと思う。

すばらしい と思った。

 

最近思うのが、何事も「コインの裏返し」ではなく、「根本の原因を解決するべき」ということ。

野球の盗塁って、そもそもランナーが「盗塁できない」って考えたらできない。

もっと言うと……ベンチが「できない」って思ったら、できない。

要するに、盗塁を阻止するというより、そもそも盗塁の企画がなければいい。

より、根本の原因ということ。

 

あと、捕ってからが異常に早いと感じた。

その理由の一つが「捕る前に一歩前に出る」だった。

捕る直前、完全に左足を一歩フライングして、投球動作を一段階早く終わらせている。

内野手が素早くボール回しする動作に近いイメージだ。

古田敦也さん、城島健司さんの映像が出たけど、二人ともやっていなかった。

古田さんの著書(フルタの方程式)では、「座った時点で左足をやや前に出しておく」と記載があるが、「捕る前に一歩前へ出る」まではいってない。

二人がやらなかった理由は何だろう?

 

後ろに逸らすリスクが高まるから?

やってみたけど合わなかったから?

思いつかなかったから?

やらなくても十分刺せたから?

マトが投げてる途中で大きく動くと、ピッチャーがコントロールしにくくなるから?

 

機会があればぜひ二人に聞いてみたいけど、もちろんそんな予定はない。

甲斐選手の身体の小ささ(身長の低さ)というのも、捕ってから投げるまでの早さの要因かもしれない。

 

ソフトバンクのスカウト方針というか、選手の発掘能力の高さというのもすごいなと思う。

今さら言うまでもないことかもしれないけど、甲斐選手しかり、千賀投手しかり。

上位指名の選手は別としても、「一芸に秀でていれば、無名でも、他の能力が低くても指名する」という強い意志を感じる。

対照的なのは、これも言うまでもないかもしれないけど、もちろんジャイアンツですね。

 

何が言いたいかというと

「物事はシンプルがいい」ということ

というか私はそれが好きということ

 

言うわ易く行うは難し……っていうのはもちろんそうなんだけど、結局はリスクを取れるか、腹を括れるかだと思う。