義務感と韓非子

三連休の朝。

奥さんに「実家に帰ってもいいよ」と言ったら、子どもと一緒に帰っていった。

奥さんと子どもと過ごす時間は、楽しい。

でも、ずっと一緒にいるっていうのは、それはそれで詰まってきちゃうところもある気がする。

 

無理して一緒にいなくていいと思っている

時々距離を置くこともいいと思っている

 

一人で静かに本を読んだり、調べ物をしたり、何かを考えたりするのも、僕にとってはとっても楽しい時間だ。

 

子どもの頃、よくお母さんはイライラしてた

朝早く起きて、洗濯物して、みんなの朝食を作って

それから会社へ行く

夕方帰ってきて、バタバタと夕食の準備

まな板の音って、ガンガンガンガン!って言わないでほしい

あんまり忙しそうだから「何か手伝おうか?」って聞いたけど、邪魔にしかならないようで

毎日おいしい料理が出てくるんだけど、みんな楽しそうだったかな

そうじゃなかったと思う

食べ終わると、お母さんがみんなの分の食器を洗っていた

それから洗濯物を取り込んで・・・

 

今思うと、お母さんは義務感でやってたように見える

 

お母さんのおかげで健康に育った

でも、そんなにイライラするくらいなら、たまにはサボってほしかった

子どもに家事を分担させてもよかったんじゃないかな

そこまでしてもらって、大学に行かなくてもよかったんじゃないかな

 

韓非子で「人のためにやるな、自分のためにやれ」って意味の言葉が出てくる。

なんでかっていうと、「おまえのためにやってやったのに、何でおまえはおれに感謝しないんだ?」って感情になって、関係が悪くなってしまう時があるからだそうだ。

おなかにズドーンときた。

 

結局、何が言いたいかというと

もちろん、最低限やらなきゃいけないこともあるけどさ

義務感できっちりやってくれるより、少しサボり気味でもいいから、好きなことを楽しそうにやってる姿が見たいってこと

お母さんの姿として

 

こんなこと言ったら、「旦那の親と同居でそんな風にできんわいな!」っていう内容の言葉がドカドカ飛んできて怒られるんだけど・・・