今日死んでもいいなって1日

朝6時には起床。

洗濯かけて、坊ちゃんの朝ごはん作って、洗濯物干して。

間髪入れず、自転車散歩へ。

散歩ってのもおかしいか、サイクリング。

 

「おっきな公園行こか」という一言が災いし、多少道に迷う。

1時間半くらい彷徨った挙句、その公園に到着。

そこからが長かった・・・。

2歳くらい年下の男子とつるみ、延々と公園遊び。

見晴らしのいい場所もあって、新幹線も道路を走る車たちもいいアングルで見える。

救急車が通った時なんて、めっちゃ盛り上がってる。

救急車一台でこんだけキャッキャ盛り上がれるなんて、幸せだよなって。

その車に乗ってる人に対しては不謹慎かもしれないけど。

 

おら、帰るぞ!お昼ご飯だぞ!

唯一のトリガーを振りかざし、12時前にやっとこさ公園を脱出。

トコトコ自転車を漕いで、スーパーで買い出しを済ませ、お昼ご飯はスーパー美味しいチャーハンを作る。

チャーハンって最強のゴハンだよな・・・。

同時進行で夜の肉じゃがを作りつつ、絶対に余るだろうと予想した量のチャーハンを坊ちゃんが完食。

いや、美味し過ぎたんだよ、きっと。

 

肉じゃがを作り終えて一息、つく間も無く「こうえんいこ」と坊ちゃん。

ああ、今日はなんて気持ちがいい天気。

風も穏やかで、雲もなくって。

外人さんが聞き覚えのある曲をなんらかのスピーカーで流しながら10人くらい公園のベンチでワイワイやってる。

 

公園の終わり、「おとうさんはしってじてんしゃ」という宣言。

これは何を意味するかというと、坊ちゃんが自転車に乗り、それに合わせて僕がランニングするということなのだ。

もちろん。

 

さて、ランニング+坊ちゃんのサイクリングは軽く1時間は続く。

いい運動になりますな・・・。

帰ってきたら、もう夕方。

短えな、1日って。

でも、充実した1日。

今日死んでもいいなって1日。

ヨットのオッサン

海岸沿いの船着場。

いつもは空の場所にヨットが一艘。

おや?と坊ちゃんが反応し、自転車を停めて駆けていく。

 

乗りな、と気さくに応じてくれたおっさん達3人。

拳二個分ほどの岸とヨットの隙間。

臆病な坊ちゃんは当然これを自力では超えられない。

ワシを抱き上げてヨットに乗せんかい!と僕を振り向く。

はいはい、やりますよ・・・。

 

ヨット内ではしっかりとビールっ腹を出したおっさん、そうでないおっさん、皆ぐでんぐでんに出来上がっている。

ヨット内を好き放題散策する坊ちゃんを尻目に、僕にはお酒を勧めてくれる。

まあ、乗せてもらっといて、ここで断るという選択肢はないわな。

優雅な三人。

県内のとある波止場から4〜5時間かけてここへたどり着いたという。

そんで、徒歩でサンヨネ行って買い出し。

結構距離あるじゃん、なんだけどちょうどいいのだという。

 

皆おじいちゃんになっててもいいくらいのいいおっさん、というかおじいちゃん?

わからないけど、楽しそう。

土曜にヨットで海へ繰り出し、ここで停留してサンヨネ宴会。

いいですねぇ。

いい休日だよな。

 

一頻り散策を終えた坊ちゃん、「でる」と一言。

御礼をしてサッと撤退。

翌朝8時頃にお礼の品を持って訪れたが、既にヨットの姿はなく。

オッサン達の朝は早い。

まあいい、今度見かけたら渡しましょう。

ずっと答えの出ない難問

超朝型生活。

5時に起きて、9〜10時には寝る。

活動時間自体は短いんだけど、濃くて早い。

長時間の睡眠によって頭が冴えてる。

夕方にはかなりヘトヘト。

 

一人暮らしだと、帰りにスーパーに寄って「なんじゃこりゃ!?」って量の食品を買っちゃう。

もう判断力とか、残ってないのね。

そんでそれをバクバク食って、全部食べ切って。

録りだめたテレビ観たり、ってやってるうちに深夜になって、ブクブク太って。

結局、朝早く起きれるのは一日だけで、翌日からは起きれない。

奥さんと坊ちゃんが引っ越してきて、ガラリと変わった。

体重もガクンと減ってる。

 

家族がいるからできること。

これが、一人だときっとできない。

仕事が多過ぎてもきっとできない。

 

仕事、もっと減らしてえな。

やりたいこと、もっとやりてえな。

限られた時間をどう使うか。

どう使うのが一番いいのか?

ずっと答えの出ない難問。

でも、少し寂しいこと

先入観がないっていいなという話。

やんや、奥さんと奥さんの父と坊ちゃんと僕、という珍しい組み合わせでハイエースの座席に並ぶ。

 

不意に、道路標識の「50」はどんな意味を持つのか?というテーマでボケ続けるという流れに巻き込まれた。

50人が一気に通ったら壊れちゃう。

そんなわけないじゃん、と坊っちゃんがツッコむ。

この道路を作ったのは50歳以上の人だった・・・これもそんなわけないじゃん。

 

煮詰まってきた頃、僕がボケる。

50歳以上の人はこの道路を通ることができない・・・そうかもしれないね!と坊っちゃん

 

えっ、それは可能性あるの!?

 

翌日、口が滑って散歩中に50の本当の意味を言ってしまった。

なんで昨日はあんなこと言ったんだ、と不服そうな坊っちゃん

こうやって世の中のことを理解して大人に近づいていくことは、嬉しいことでもあって、そうなってもらわなきゃ困るんだけど。

でも、少し寂しいことでもある気がする。

人間、身近にあるものほど目に入らない

早いもので坊ちゃんが小学生に。

入学式に臨む、初登校。

校門には「案内人」のワッペンを右上腕に付けたおじさんが笑顔で迎えてくれる。

写真撮りましょうか?の好意に甘え、マスクを外して記念に一枚。

一枚、という言葉も現像していた頃の名残ですな。

将来、坊ちゃんから「なんで写真は枚って数えるの?」と質問されるかもしれない。

 

校舎の入り口付近で受付を済ませ、いざ体育館へ・・・。

と、ここでマスクなしが一名。

坊ちゃん。

どこに落としたの?と激しく手汗をかきながら来た道を辿る奥さん。

見つからない。

どうしよう・・・と頭を抱える奥さんに僕のマスクを渡し、僕は近くのコンビニへ。

便利な時代である。

 

夕方、坊ちゃんと二人で図書館へ出かけた。

さあ、中へ入るからマスク付けて。

坊ちゃんがポッケから取り出したマスクは2枚。

ああ、そこにあったのね・・・。

 

人間、身近にあるものほど目に入らない。

ベビースターラーメンは若干揚げ過ぎた味

居酒屋スタイル。

今日の晩御飯はできたものから「へい、お待ちぃっ!召し上がれ!!」という出来立てを味わう豪華な家飯。

揚げ物だったからね。

そこで意外な発見がありました、という話。

 

まず、フライドポテト。

おや?盛られたイモはしんなりしてる。

実食すると、モッチモチ。

ほら、よくイベントの屋台で見かける「トルコ風モチモチポテト」そっくりな食感。

今日ね、小麦粉じゃなくて片栗粉をまぶして揚げたの。

片栗粉でやると、こうなるのね。

ポテトの水分が飛びにくいからかな?

 

2品目、レンコンチップス。

1ターン目は少しもっちり感残ってるものもあった。

厚みがある場合、水分が飛びにくいのね。

2ターン目、長めに揚げる。

焦げ茶色まで仕上がった、パリッパリのレンコンチップス。

実食すると、さっきと全く味が違う。

おや?どっかで食べた味・・・

わかった、ベビースターラーメンだ!

そうか、あれは若干揚げ過ぎた味だったのか・・・

一人ではできないし、一つの会社だけでもできない

言わずもがな。

仕事というものは一人ではできない。

一つの会社だけでもできない。

別の会社の人にも協力してもらって、やっとこさ何かしらの形になっていく。

そういうもんですね。

 

その協力会社はなぜやってくれるかというと、「お金」である。

すぐ支払うにしろ、支払う可能性があるにしろ、「お金がもらえる可能性」という私欲が人を動かす。

 

協力会社、会社によって様々。

人によってもかなり違う。

簡単に言うと、「一緒に仕事したい人、会社」と「できれば一緒にやりたくない人、会社」の二つに分かれる。

世の中うまくいかないもので、「できれば一緒にやりたくない会社」に仕事を出すよう、上からのお達しが出た。

だから、出すんだけど・・・

 

結局うまくいかないから、熱血先輩が「もっと安くやれ!」と責め立てる。

元々の額が高すぎるのが問題なんだけど・・・。

他のもっといい人に出せば解決なんだけど、上からのお達しなので、それができない。

その熱血漢が僕にもプレッシャーかけてくる。

 

耐えかねて、反発。

熱血さんは僕に言う。

協力会社を育てるんだ、と。

一旦引き下がった30秒後、僕は気づいた。

 

あの・・・育てるっておっしゃったんですけど、協力会社の人、何歳ですか?

 

たぶん、僕の父より年上(笑)

もう、育てるって年でもないでしょ?

そんで、その人だけじゃなく、その会社の人たちの平均年齢、確実に50は越えてんじゃないの?

 

その通りなんだけど・・・

で始まった返しは、その後覚えていない。

覚えていないということは、内容が伴っていなかったんだろうね。

 

カーネルサンダースは還暦を過ぎてからケンタッキーを始めたという。

戸籍上は高齢者でも若々しい人もいる。

しかしながら、だいたいの人は過去の比率が増すにつれて、そのかこに縋ってしまう。

変われない。

これもまた事実。